- TOP
- KIMOTOフィルム製品
- KIMOTOの表面加工技術② 抗菌フィルムとは
KIMOTOの表面加工技術② 抗菌フィルムとは
数ミクロンの薄さのフィルムにさまざまな機能を持たせ、その可能性を拡げます。
抗菌とは?
2020年、COVID-19感染症(新型コロナウイルス感染症)の流行により、ウイルスや細菌と言った言葉を耳にすることが多くなりました。わたしたちの暮らしの中には、手に触れるもので溢れていて、知らず知らずのうちに見えない菌が付着し、増えている可能性があります。
"殺菌"、"除菌"、"抗菌"は、よく似た言葉ですが実はそれぞれ異なる意味があります(右図)。
抗菌フィルムとは、その名の通りで人の触れる機会のある場所にフィルムを貼り菌の増殖をおさえる効果のある保護フィルムのことを指し、その活用が広がっています。

菌はどれくらいいるの?(抗菌活性値とは?)
菌の増殖を抑える効果は、"抗菌活性値"の値で表します。その値を測ってみました。
5cm角試験片に菌液をたらし、35℃湿度90%で24時間培養します(*JIS Z 2801)。抗菌性がないフィルム上では菌が増えていますが、抗菌性のあるフィルム「KIMOTO K-shield™」上では、菌の増殖を抑制しています。
"抗菌活性値"は、抗菌性がない無加工フィルムの24時間後の増加数を抗菌加工したフィルムの24時間後の増加数で割った対数値を言い、大きいほど効果が大きいことになります。2以上(99%以上)で抗菌性能があると証明されます。
*JIS Z 2801 : ISO22196(抗菌性試験方法・抗菌効果)

どうやって菌を抑えているの?

知らずに増えていく菌の抑制は、①金属酸化物(金属イオンによる抑制)、②光触媒(光触媒の活性酸素による抑制)、③有機化合物(細胞損傷や破壊エネルギー獲得を阻害)の3つのタイプに分かれます。
KIMOTOの抗菌フィルムといえば、タッチデバイス保護フィルム用に開発された「K-shield™(ケイシールド)125SQHCK」です。K-shield™は、①の仕組みを利用し酸化亜鉛と金属イオンを独自の技術でコーティングし安全性と持続性の高い抗菌フィルムを実現しています。