2026年3⽉期 第2四半期(中間期)の業績について

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代表取締役社長 小林 正一

2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)第2四半期(中間期)の連結業績は下記の通りとなりました。
単位:百万円
連結 売上 営業利益 経常利益 純利益
2026年3月期 第2四半期(中間期) 5,583 820 872 633
2025年3月期 第2四半期(中間期) 5,776 814 768 627


2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績は、先行き不透明な外部環境の中にあっても、売上は概ね計画どおりに推移し、利益は想定を上回る結果となりました。

高機能材料事業では、通信機器、産業機器向けが堅調に推移しました。一方、輸送機器向けは市況低迷の影響を受け、計画を下回る結果となりました。下期に向けては、展示会への出展を通じて環境配慮型製品の提案を強化し、ワールドワイドで需要のすそ野を広げてまいります。

デジタルツイン事業では、新サービス「SPLAT TWIN」や3次元データによる点群図化案件の実績が着実に積み上がっております。さらなる新規受注の獲得に向けて技術力の強化を進めてまいります。また、働き方改革・製造業DXの知見を講演や伴走支援として展開することにより、社会への貢献の幅を広げております。一方、BIM/CIM関連の3Dモデルデータ作成案件については想定通りの進捗には至っておりませんが、依然として開拓の余地があり、ワールドワイドでの営業強化やウェビナー開催を通じて、案件創出を加速してまいります。

技術部門では、製品化数の拡大と開発生産性の向上を目指し、開発設備の工場への移設を完了いたしました。あわせて、新たな開発体制の構築に向け、ワークフロー改革を進めております。また、茨城工場においてエネルギー使用量を計測・見える化し、運用最適化につなげる仕組みの活用を開始し、省エネ分析を強化しております。環境負荷の低減に努めるとともに、開発アウトプットを最大化し新製品投入を加速してまいります。

KIMOTOファームでは、「実りの百年米」を苗作りから農薬・化学肥料を一切使用せず、自分たちの手で一から育てております。今年8月には一部の圃場で有機JAS「有機農産物」認証を取得いたしました。今年も無事に収穫を終え、美味しさを示す食味値は全圃場平均で80点超えと高水準となりました。「食の安心」と「地域環境の調和」の両立を方針とし、地域の皆様と共に発展していけるよう活動を続けてまいります。

2025年5月に発表した第6次中期経営計画では、「新たな可能性への挑戦」を掲げ、従来の枠組みを超え、化学・デジタル・これまで培ってきたノウハウを融合し、ワールドワイドに貢献することをビジョンとしております。その達成には、イノベーションを実現するための原資となる「人財」の活躍が不可欠となります。新たな事業領域の獲得、新製品・サービスの開発、プロセス改革といったあらゆる挑戦を進めるのは「人」であり、当社グループの成長ストーリーと従業員の成長ストーリーを連動させ、一人ひとりの自主性を最大限に活かし、性別を問わず、誰もが能力を最大限に発揮できる環境づくりを、今後も積極的に推進してまいります。

引き続き、環境配慮、DX、生産性向上、そして「人」を軸とした改革を進めることにより、持続的な成長と社会への価値提供に取り組んでまいります。
KIMOTOファンの皆様には、変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。
 

2025年 10月 30日
株式会社きもと
代表取締役社長 小林 正一

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