持続可能な未来に向けたKIMOTOの取り組み

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企業理念と長く続く経営

KIMOTOは創業以来「ヒトを大切にする」という理念のもと、お互いに家族のように思いやる経営、国籍、学歴、性別、年齢に関係ない公平な評価、人を中心とした経営を実践してきました。この長年の取り組みは、2015年に国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の考え方と自然に繋がります。
KIMOTOにとってSDGsは新たに始めるものではなく、これまでの企業活動を体系化し、より明確な目標として推進していくものです。

KIMOTOが考える3つの取り組み 「モノ」「コト」「ココロ」

よりよい社会の実現には、単に製品を作り販売するだけでなく、3つの要素が重要だと考えています。
「モノ」 高い品質と信頼性がある製品、サービス、情報の提供
「コト」 使う人、相手への思いやりを込めた体験の提供
「ココロ」 ストーリーを感じてもらえる心のこもった取り組み
例えば、お客様の要求を満たすだけではなく使い方も考慮に入れた製品、開梱のしやすさ、製品名の分かりやすい表示、ラベルの貼り方など、お客様の立場に立った細やかな配慮を心がけています。人と人とのコミュニケーションを大切にし、従業員一人ひとりが情熱を持って社会貢献に取り組む経営を目指しています。

100年継続企業への挑戦

KIMOTOが目指す100年継続企業となるには社会と環境に配慮した経営が不可欠です。KIMOTOファームでのお米作りやダリア栽培、働き方改革など、SDGsにつながる様々な取り組みを通じて、より多くの方にKIMOTOファンになっていただくことを目標としています。
長く愛され続ける経営こそが、100年継続企業への道筋であると確信しています。

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       1989年 サッカーコミュニケーション

KIMOTOのSDGs取り組み実績
ー創業社長の想いから始まった社会貢献ー

KIMOTO は「ヒトを大切にする」の精神から、様々な取り組みを行ってきました。創立30 周年を記念して、1989年に西ドイツ(当時)から元プロサッカー選手を招き「サッカーコミュニケーション」を開催しています。これは、日本のサッカー少年達の指導を通じて、日独親善と地域交流の目的と、少年達に海外への夢を抱くきっかけになればという創業社長の想いが込められた催しでした。

創業社長の想いは現在に受け継がれ、100 年継続企業を目指し2009 年からワークフロー改革に取り組んできました。ムダをなくし、効率良く働くために社有車の廃止、コアタイムを持たないフレックスな働き方、在宅勤務、仕事のシェアなど多くの改革にチャレンジしてきました。また、地域の皆さまと共に繁栄していくことがKIMOTO の創業当初からの考えであり、農地をお借りしての稲作、自然薯、ダリア栽培などを行ってきました。継続的に行っているさまざまなことはすべてSDGs に繋がっています。

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代表取締役社長 小林 正一

未来への約束

KIMOTOはこれからも技術開発型企業として「社会のお役に立てる製品づくり」を追求し、社会と環境に配慮した経営を中核に据えて歩んでまいります。KIMOTOを支え、関わってくださるすべての皆さま、そして地球環境にとって価値ある存在であり続けることが、私たちの使命だと考えています。

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KIMOTOは今年で創業76年。
企業理念のもと、100年企業という山のてっぺんを目指し、さまざまな取り組みをしてきました。
山頂を目指すKIMOTOが、歩んできた歴史と取り組みをキーワードとともに見てみましょう!

↓ 画像をクリックすると拡大表示できます(別ウィンドウで開きます)。

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環境

コンパクトコーター アポロ
主材料 約 47% Down
液量  約 76% Down
※カーボンフェザー少量生産(300㎡)を工場本機と比較した場合
※2025年度
バイオマスマーク取得
4 製品
※2025年度7月現在
 
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CO₂排出量の「見える化」で、削減への一歩をより確実に

2024年、KIMOTOは環境への取り組みをさらに前進させるべく、事業活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の算出と可視化を行うシステムを導入しました。
排出量を「見える化」することで、自社のCO₂排出の現状を正確に把握し、削減の効果を検証しながら、改善策の立案や実行をスピーディーに進めることが可能になります。
今後もKIMOTOは、環境経営を軸とした事業運営を推進し、環境負荷のさらなる低減、そしてサプライチェーン全体を視野に入れたカーボンニュートラルの実現に向けて、着実に歩みを進めてまいります。

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持続可能な製造の象徴「アポロ」少量多品種・高効率コーター

コンパクトコーター「アポロ」は、2012年にさいたま技術開発センターで試作機として誕生し、2017年から本格運用を開始。少量多品種のニーズに対応しながらも、2018年には設備を改良し、高品質な製品製造が可能なラインへと進化しました。
2020年には、運用開始当初(2017年)と比べて生産量は約10倍に拡大。歩留まりの向上や廃棄率の改善により、主材料の使用量を約47%削減、使用液量も約76%削減するなど、ムダのない製造体制を確立しています。
2023年には、さらなる効率化を目指して、茨城工場へ移設。今後も柔軟な生産体制を維持しながら、環境に配慮した持続可能なものづくりを実現してまいります。

コンパクトコーターアポロについてはこちら
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週休3日に向けて

社有車120台 廃止
コスト 約 2/3 削減・リスク低減
フリーシート導入
席を自由に選べる働き方
在席管理システムで見える化
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       コミュニケーションツール「在席管理システム」

持続可能な働き方を目指して──KIMOTOのワークフロー改革

KIMOTOは100年企業を目指し、2009年から社員一人ひとりが柔軟に働ける仕組みづくりに取り組んできました。これまでに実施してきたワークフロー改革の数々は、単なる業務効率化にとどまらず、持続可能な働き方への挑戦です。

 

車に依存しない働き方──社有車の廃止

2011年、KIMOTOは営業車を含む全120台の社有車を廃止しました。車を必要とする移動は、レンタカーやカーシェアリングを活用するスタイルに転換。これにより、運転によるリスクを軽減し、ガソリン代や維持費などのコストを約3分の1に削減することができました。社有車の維持にかかる資源やCO₂排出も大幅に削減され、環境負荷を抑える働き方を実現しています。

 

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         どんな状況でも対応できる働き方

場所にとらわれない働き方の実現──オフィスレス+仮想デスクトップ

KIMOTOでは2009年より段階的にオフィスレス化を推進してきました。2020年に新型コロナウイルス感染症の影響も受けて、名古屋・大阪・札幌・福岡のサテライトオフィス、さらに新宿メインオフィスの閉鎖を決断しました。 現在は仮想デスクトップ環境の導入により、従業員はどこにいても、どんなデバイスでも、インターネットさえあれば業務環境にアクセス可能です。対象者の約80%がリモートワークで業務を遂行し、いつでも、誰でも、理由・期間・回数・場所に関係なく柔軟に働ける環境を実現しています。この革新的な働き方により、育児や介護などのライフイベントとも両立しやすく、従業員が安心して長く働き続けられる持続可能な職場づくりを進めています。

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         閉鎖後の新宿メインオフィス

スーパーフレックスで時間の自由を

KIMOTOでは、コアタイムを設けない「スーパーフレックス制度」を導入しています。決められた総労働時間を満たせば、出社・退社の時間は自由。社員一人ひとりが自律的に時間をマネジメントし、自分らしいワークスタイルを築くことが可能です。

 

組織も変える── “自律分散型”への進化

2021年、KIMOTOは従来の縦割り型組織から、変化に強く、柔軟に対応できる「自律分散型組織」へと転換しました。
従業員一人ひとりの成長を促し、能力を最大限に引き出すための仕組みとして、複数部署を経験する制度を導入しています。現在では、従業員の約51%が所属部署の業務に加え、49%の時間を兼務業務に充てるなど、枠を超えた働き方を実現しています。
こうした体制は、2009年から続けてきたミッションチェンジや兼務、多機能化といった取り組みの積み重ねによって築かれたものです。
従業員一人ひとりの多様な経験こそが、KIMOTOの持続可能な組織運営を支える基盤となっています。

業務効率化によるスピード経営

 

決算短信  5月13日 開示  →  4月28日 開示
     2009年           2025年
自動化業務数

 

2件  →  8件  →  100件 以上
2018年       2019年        2025年
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        100年継続企業へ、改革は続きます

業務を自動化・最適化

人事・経理などの管理部門を皮切りに、業務の自動化を行いバックオフィスDXの取り組みを拡大。
2020年以降は、全社的にデータ処理・集計・チェック業務などの自動化が進み、2025年7月時点で自動化対象業務は100件以上にわたります。これにより、業務の平準化や時間制約からの解放が実現し、社員一人ひとりがより付加価値の高い業務に集中できるようになりました。
さらに現在は、生成AIの全社導入も進めており、業務効率の向上と従業員の負担軽減を両立。誰もがAIに慣れ、活用できる環境を整えながら、業務品質とスピードの両立を目指しています。

三重DXシステム導入による現場のデジタル変革

三重第四工場をモデルに、現場に即したDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進。
技術本部・DT事業部・関連会社SKIと連携し、チェック項目の自動化、ペーパーレス化、帳票の統一など、現場目線での業務の見える化と合理化を図っています。
これにより、アナログ作業に伴うミスを防ぎ、業務効率を大きく向上させるとともに、持続可能な工場運営へとつなげています。

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       5ページにまとめられた「KIMOTO LINE」

「KIMOTO LINE」──社内ルールの簡素化で、自律的な行動を支援

2018年、500ページ以上あった社内規程を、*図解とシンプルな文章で5ページのルール集「KIMOTO LINE」に再構成。
従業員目線に立った、誰でもすぐに理解・実行できるルールとすることで、自律的で効率的な組織運営を後押ししています。

ワークフロー改革の取り組みはこちら(コラム vol.1〜vol.25)
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         ナゴヤドームにて記念の「60」の人文字

ナゴヤドーム運動会

2012年、創立60周年の記念として、西日本の従業員を中心にナゴヤドームを貸し切った運動会を開催しました。企画から運営まですべて自分たちで行い、従業員の家族も一緒に参加して大いに盛り上がりました。スポーツを通じて、普段は顔を合わせることの少ない家族同士が交流する貴重な機会となりました。

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社内外フットサル交流大会を開催

リモートワークの従業員が多いため、普段のやり取りは電話やメール、チャットが中心になりがちです。そこで、従業員同士が直接顔を合わせ、部署や拠点の枠を超えて交流を深める場として、フットサル大会を開催しています。
測量業界全体のつながりを目的としたフットサル大会にも参加しており、他社との交流も活発に行っています。各チームが熱戦を繰り広げる中、応援に訪れた家族の皆さんも一緒になって、和やかな雰囲気で楽しんでいただいています

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地域貢献

農薬使用量
76.4kg → 39.7kg → ゼロkg
  2022年度     2023年度     2024年度
耕作面積の推移
3,941㎡ → 56,000㎡ → 63,000㎡
  2011年度      2024年度      2025年度
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   三重県いなべ市の中山間地域にKIMOTOファームは位置します

KIMOTOファーム 地域課題解決への取り組み

2009年に木本社長(現会長)が三重県庁といなべ市を訪問した際に、地域の人口減少に直面している現状を知り、「地域の過疎化に歯止めをかけ、持続可能な地域貢献を実現しなければ」との想いを強くしました。それから、約2年間の綿密な調査・構想を経て、2011年にKIMOTOファームプロジェクトを立ち上げました。
それ以来、担い手のいない田畑をお預かりして、お米作りやダリア栽培を行っています。

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      毎年秋には美味しい「実りの百年米」を収穫

有機栽培米「実りの百年米」

2024年から有機JAS認証基準に準拠した「実りの百年米」の有機栽培へ全面移行し、苗作りから収穫まで一貫した有機栽培を実施、2025年度産のお米は有機JAS認証(転換期間中)を取得しました。周辺環境の制約により一部圃場では認証取得が困難な状況にありますが、今後も全圃場で同じ有機栽培手法を徹底し、環境負荷の最小化と食の安全性確保に取り組んでまいります。

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       KIMOTOダリア園にはちょっとした休憩スペースも

「KIMOTOダリア園」

獣害対策という農業課題の解決策として2017年から試験栽培を開始したダリア栽培は、現在77種類2,300球規模の「KIMOTOダリア園」として発展し、地域の観光資源として多くの来園者をお迎えしています。県外からの来園者も増加し、地域経済活性化に寄与しています。

 

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         同時に3名が宿泊できるKIMOTOハウス

地域資源活用「KIMOTOハウス」

地域貢献の一環として古民家をお借りして従業員宿泊施設として活用し、地域資源の有効活用と従業員の福利厚生向上を同時に実現しています。
これらの統合的な取り組みを通じて、農業の持続可能性確保、地域経済活性化、企業の社会的責任を果たす事業モデルを構築し、長期的な企業価値向上を図っています。

KIMOTOファーム公式Facebookはこちら
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           2025年 KIMOTO杯

少年野球大会 「KIMOTO杯」

子どもたちに「自ら考え、行動する自立心や人を思いやる心を磨き、夢に向かって将来を切り開く力を養ってほしい」という思いから、少年野球大会「KIMOTO杯」を2006年から毎年開催しています。
19年間で参加チームは232チーム、延べ参加人数は4,300名に達しました。KIMOTO三重工場敷地内にある球場では、毎年決勝戦が行われています。

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           2014年 日米少年親善大会

日米少年野球大会の開催

2014年、第10回KIMOTO杯の開催を記念して、当社北米工場があるジョージア州シダータウン市に、いなべ市の子どもたち"All Inabe"を招待しました。アメリカの少年野球チームとの日米親善試合を実現し、本場アメリカで野球をするという夢を叶えることができました。
野球を通じて言語・文化・距離の壁を超えた国際交流が実現した、記念すべき大会となりました。

株式会社きもと IPプロジェクト

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