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KIMOTO技術の歩み サンドブラストvol.1
フィルムは表面に何らかの加工処理を施すことによって、色々な機能を持たせることができます。
お客様のニーズに合った機能を実現するために、様々な表面加工技術を開発してきたKIMOTO。
このコラムでは、KIMOTOが培ってきた技術のひとつ「サンドブラスト」についてご紹介していきます。
サンドブラストとは?

サンドブラストとは、フィルムの加工方法のひとつです。
最近、化粧品などでもよく“マットな仕上がり”なんて言葉が使われたりしますが、マット(matte)は英語で“光沢がない、艶消し”といったような意味です。
“マットなお肌”といえばツヤピカしていない落ち着いた感じのお肌に仕上げますが、フィルムの世界でもイメージは同じ。
ツルツルのフィルム表面に微細な凹凸をつけることで艶消しになり、マットフィルムが出来上がります。

では、この微細な凹凸をどうやってフィルムの表面につけるのか?
その加工方法はコーティングやエッチング、練り込みなど色々とありますが、物理的に加工する手法にサンドブラストがあります。
サンド(sand)は“砂”を意味しますが、実際に細かい砂を表面に打ちつけて凹凸をつける加工方法で、有機溶剤などを使わない環境に優しい技術です。
表面に凹凸をつけることにより、さまざまな機能を付与することが可能となります。
次回はvol.2「何でマットにするの?」をお伝えします。