- TOP
- KIMOTOフィルム製品
- サンドブラスト加工
- KIMOTO技術の歩み サンドブラストvol.2
KIMOTO技術の歩み サンドブラストvol.2
フィルムは表面に何らかの加工処理を施すことによって、色々な機能を持たせることができます。
お客様のニーズに合った機能を実現するために、様々な表面加工技術を開発してきたKIMOTO。
このコラムでは、KIMOTOが培ってきた技術のひとつ「サンドブラスト」についてご紹介していきます。
なんでマットにするの?

マット加工の主な目的は、フィルム表面に“艶消しの感じ”を与えることですが、表面に凹凸をつけることで被着体との密着性を向上させる、凸部が点接触することで素材同士の貼りつきを防止できるといった効果も発揮します。
サンドブラストの大きな特徴は、砂を打ちつけるため基材そのものに凹凸が形成されること、そしてエグったような凹の表面形状になることです。基材本来の性能を活かしながら、この凹凸を利用して被写体に意匠性(形状転写)を付与するといった任務もこなす働き者なんです。

サンドブラストの用途は様々ですが、身近なものではラベル関連で多く使用されています。特有の“艶消しの感じ”が出るのに加え、凹凸形状によって表面積が増えることで印刷や筆記がしやすくなるのが理由です。一例として、消火器に貼ってある検査済証ラベルに使用されています。
さらに、電子部品の製造工程、樹脂成型品・グリーンシート・建材の艶消し処理、セパレーター等にも活用されています。
サンドブラストは見えないところで大活躍しています。