監査役 Interview 丸山 光則

maruyama_top.jpg

監査役就任にあたり、抱負をお聞かせください

監査役には「チェックする人」という堅いイメージがありますが、そのイメージを少しでも変えていきたいと考えています。
例えば、現在、会社の改革を進めていますが、その過程で新しい課題を見つけることもあるでしょう。そんなときに、まずは従業員の皆さんから話を聞いて、より良い方向に活かすことを大切にしたいです。時にはフランクに話をさせていただきながら、皆さんと信頼関係を築き、コーポレートガバナンスを担っていくことがミッションです。

Interview_maruyama_02.jpg

今までの仕事で一番印象に残っていることは何ですか

印象に残っているのは「Prosave™」の立ち上げプロジェクトです。当時は、会社全体ではなく技術本部の中のプロジェクトとして進行していて、製造・開発・営業のメンバーが集まり「粘着製品を広めていこう」という目標を掲げてスタートしました。

じつは、私は「Prosave™」の名付け親です。部署の垣根を超えて集まったメンバーで、企画から販売まで試行錯誤しながら取り組んだことは、技術者としても貴重で有意義な経験でした。

若かりし KIMOTO 入社時の「自分」はどんな人でしたか

「とにかく製品開発がしたい」「一日でも早く新製品を開発したい」という思いで入社しました。でも、いざ開発現場に身を置いてみると仕事の会話は暗号のようで、開発依頼書をもらっても先輩に「これどうしましょうか?」という状態でした(笑)。

勉強の必要性を痛感しましたが、当時はまだインターネットが普及する前です。ロッカーから資料をあさったり、分からないことがあるたび先輩に質問したり、サンプルを工場から取り寄せてみたり……。あらゆる方面から情報を集めて、だんだんと製品や素材のことを理解していきました。

Interview_maruyama_01.jpg

KIMOTO への期待と今後の課題についてお聞かせください

時代の変化が激しい中で対応していくためには、一人一人がいろいろな考え方を持ち、かつ意見を自由に出し合い、「これがいい!」という方向へ前進していく取り組みが重要です。

技術開発型企業としてこれまで事業を継続してきたKIMOTOには、歴史と、培われたコア技術があります。ベースになる技術、設備、長年の経験・ノウハウなど「未来につながる技術」を大切にし、それらを社会の変化に合わせて磨いていけば、「100年企業」として継続していくことは可能だと思っています。

profile_maruyama_01.jpg

※上記内容はいずれも取材当時(2023年6月)のものです。

TOP