3月11日の大地震にて被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
当日の私自身の状況と会社設備の被害状況についてご報告いたします。
私は、3月11日午後2時に出張先の海外より帰国いたしました。
成田空港からは私自身が運転する車で帰路につきましたが、高速道路を走行中に地震に遭遇しました。初めは強い横風にあおられたかと思いましたが、あまりにもハンドルの自由がきかないため、パンクを疑い車を路肩に寄せたところ、後続車も次々と路肩により始めました。停車後も車はねじれるように揺れ、周囲から土砂崩れがないかと不安になりました。
非常に長く感じた地震が収まり、車を進めましたが、二度目の大きな揺れで再び停車しました。路肩の街灯を支えるポールが弓のように曲がり、まるでメトロノームの振り子を見ているようでした。
携帯電話では会社との連絡が取れませんでしたが、KIMOTO災害対応システムからメールにて各地の安否情報が入り始めました。新宿にある本社に到着後、全社員の安否確認(約2時間で判明)と各拠点の被災状況に関する報告を受けました。茨城工場の建物が一部損傷を受けましたが、それ以外には大きな損傷は出ませんでした。
本日、社員のご家族、お取引先の被災状況を把握し、私たちが出来る事を全て実行できるよう手配の準備を始めます。
私たちのできることには限界がありますが、できること全てを実行することが日本国復興の一助になると信じ、お役に立てるようがんばります。
2011年3月14日
代表取締役社長 木本 和伸