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2025年3月期(2024年4月~2025年3月)の連結業績は下記の通りとなりました。
単位:百万円 | ||||
連結 | 売上 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
2025年3月期 | 11,294 | 1,340 | 1,378 | 989 |
2024年3月期 | 9,910 | 214 | 408 | 335 |
2024年4月に代表取締役3名による新たな経営体制へ移行し1年を迎えました。
2025年3月期の連結業績は、不透明な事業環境の中においても当初の予想を上回る水準で着地することができました。
フィルム事業については、輸送機器や通信機器向けの部材用途ならびに製造工程で使用される工程材料など、いずれも高付加価値製品を中心に遮光製品・粘着製品・ブラスト製品が堅調に推移し、通期を通じて収益を牽引しました。引き続き高付加価値製品の展開を継続するとともに、ワールドワイドでのさらなる成長を見据え、新たな市場・用途の開拓にも取り組んでまいります。
デジタルツイン事業は、BIM/CIMやLiDAR案件の低調が影響し、全体としては苦戦を強いられました。しかしながら、点群データを活用した図面作成業務の受注が大きな伸びを示しました。また製造業DXの分野においても、3Dモデルの作成、管理システムの提供および現場の可視化などのサービスを通じて着実な成果を上げ、次の展開に向けた手応えを得た期となりました。
技術本部では、2025年3月期において工場DXの推進により生産性向上を実現しました。引き続き、さらなる生産性向上を目指してまいります。また、新製品のアウトプットをより高めていくことを目的に、設計・実験業務を含む開発業務プロセス全体を見直し、継続的なワークフロー改革を進めています。三重工場への実験設備移設に続き、高機能性液の開発に向けた設備を埼玉から茨城工場へ移設する計画も進めており、2025年6月の完了を目指しています。新たなワークフローには課題もありますが、試行錯誤しながらアウトプット4倍に向けて全社を挙げて取り組んでまいります。
また、当社が長年にわたり取り組んできた働き方改革について、日本経済新聞社主催の「日経Smart Work大賞2025」中堅企業部門賞を受賞いたしました。このような形で評価されたことは大きな励みとなります。今後も当たり前を取り払い、社内コミュニケーションツールを活用しながら一人ひとりが柔軟な働き方の中で輝けるよう改革を進めてまいります。これまで培った経験をコンサルティング事業にも展開し、より多くの企業課題を解決することで社会に貢献してまいります。
KIMOTOファンの皆様には変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年 4月 28日
株式会社きもと
代表取締役社長 小林 正一
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2025年3月期決算短信(日本語)
連結業績予想と実績値との差異及び個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ(日本語)
剰余金の配当に関するお知らせ(日本語)
2025年3月期 決算補足資料(日本語)
※2024年8月1日より、トップメッセージとIRメッセージをKIMOTOメッセージに統合しました。