2024年3⽉期 第3四半期の業績について

KIMOTOを応援してくださっている皆様へ

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取締役 管理本部長 山田 資子

令和6年能登半島地震により被災された皆様には、心からお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)第3四半期の連結業績は主要取引先の事業が動き始めたことにより、ようやくマイナスから抜け出すことができました。

フィルム事業については、近年注力しております自動車向け内装部材の採用案件が増えてまいりました。また、EV(電気自動車)バッテリー向け耐熱・絶縁用途の粘着製品につきましてもワールドワイドに展開を進めております。さらに、残念ながら北米における大型案件の失注などにより販売では苦戦したものの、新製品への採用など利益率の高い製品の販売が増えております。引き続きこのような高付加価値製品の販売に注力してまいります。

デジタルツイン事業については、国土強靭化事業におけるデータ整備がほぼ完成に近づいてきたことによりデータ作成の需要が減少してきているものの、土木・建設分野においては、3Dデータ作成の需要が堅調に伸びてきております。その中で11月にロンドンで開催された展示会「LONDON BUILD」へ初めて出展し、当社の技術やアプリケーションをPRいたしました。今後も引き続きワールドワイドでの展示会を通じて当社をPRしながら世の中に貢献できるよう取り組んでまいります。

技術本部については、今期より『アウトプット(開発品の製品化数)4倍』を目標に開発案件の「分業」を進めております。今までのワークフローを根底から見直し、開発部門だけでなく製造部門も連携し設計と実験の工数を劇的に増やす試みです。その第一ステップとして技術開発センター(埼玉)から三重工場へ設備の移管が始まり、順調に進捗しております。製品化精度UP、製品化納期の短縮、安定生産に向けて技術本部一丸となって進めておりますので、今後にどうぞご期待下さい。

7月にスタートしました新基幹システムにつきましては、ようやく運用が落ち着いてまいりました。新システムの導入に合わせて経費精算方法の変更や発注フローの統一などの見える化を行い、よりシンプルなワークフローへと変更しております。これからも更なる改革により効率化を進め、ERPシステムから得られるデータを迅速な経営判断に活用してまいります。

KIMOTOグループ一丸となりワールドワイドで世の中に貢献し、業績回復につとめてまいります。KIMOTOファンの皆様には変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年 1月 29日
株式会社きもと
取締役 管理本部長 山田 資子

詳細はこちらをご覧ください。

2024年3月期第3四半期決算短信(日本語)

 

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